上海B級新聞
日刊版


週刊版を無料デリバリー中   新聞の三面記事から世相が見えます。日々起こる事件や出来事を追っていくと社会の様子がわかります。大都市、上海で発生した事件や出来事を上海一の読者数を誇る「新民晩報」(電子版)社会新聞欄から抜粋し、要約と解説をお伝えします。
   

2002年9月1日

Vol.1 No.88


◆偽ローレックスを拾ったばっかりに…◆

偽物を拾った人からアクセサリーを騙し取る二人組み

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    福建省浦城県出身の王田武()と義兄の李富軍の二人は1999年に偽ローレックス腕時計詐欺で宝山警察に捕まり労働教育処分を受けた。去年、二人は釈放されたが偽ローレックスを使って再び詐欺事件を起こした。

王と李は浦城県の露天で買った1個150元(約2100円)の偽ローレックス6個を持って奉賢区南橋鎮へくりだした。ローレックスには1万5000元(約21万円)の値札を付けて。

7月16日午前8時ごろ、解放路の路上で自転車に乗ってやってくる中年女性の余某さんを見つけるや、偽ローレックスを路上に置いた。余さんがそのローレックスを見つけるや拾うと、値札に1万5000元と書いてある。

拾った人の物と余さんはポケットに入れた。このとき、背後から李が自転車で近寄り、「1万元以上する腕時計を捜しているんだが」と嘘を言った。わざと置いた王は発見者の余さんに黙っているように指示した。

李が現場を走り去った後、王は余さんい2000元(約2万8000円)をあげるから、そのローレックスをくれないかと頼んだ。そして、今手持ちのお金がないから家に取りに帰ると嘘をつき、戻って来るまで時計の担保として何か預けてくれないかと言った。余さんは身に付けていた時価8000元(約11万2000円)のネックレスとブレスレットを王に渡した。王が戻ってくるのを余さんは30分以上も待ったが王は戻ってこなかった。

騙されたことに気が付いた余さんは警察に届けで、王と李の二人は保安隊員によって8月19日同区環城東路で同様の詐欺をしている現場で捕まった。


   
   

ニュース解説

   
    王と李は巧みな詐欺師です。記事を読み始めたときに、てっきり偽物のローレックスを売りつけるのだと思ったら、そんな単純な方法で詐欺を働かないしたたかな二人組みですね。

「拾ったら、拾った人のものだから」なんて、うまいことを言って、「じゃ、俺が買い上げてあげるから。2000元でいい?ちょっと金取ってくるから待ってて。でも、あんた、逃げちゃうかもしれないな(自分が逃げるのに)。なんか担保になるもの渡してよ。このネックレスなんかどう?」こんな会話じゃなかったのかな?(じゃないな、もっとうまく言い含めるんだな)被害者は何か渡さざる得なくなってしまうんでしょうね。

「新民晩報」のこの種の記事を読んでいると、あなたもそれなりの詐欺師になれるかも?(そんなこと絶対ありません。記事では単純な手口を説明していますが、おそらくもっと手が込んでいるんじゃないでしょうか)


   

◆広合腐乳vs広東腐乳◆

広合が勝ち、広東に30万元賠償

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広合腐乳と広東腐乳は合と東の一字違い。両ブランドの腐乳は同じ335グラム入りの透明瓶に赤のプラスチックキャップ。レッテルも酷似している。パット見では違いがわからない。両ブランドには何の関係はなく全くの別会社製。

陸さん(男)はスーパーで広合ブランドの腐乳と思い広東ブランドを買ってしまった。違いを知った陸さんは広合腐乳ブランド製造元の開平広合腐乳会社にクレームをつけた。

これを知った開平広合腐乳会社は去年9月、上海市第二中級裁判所に広東ブランドの製造元、広東省鶴山市の東古調味食品会社と上海市の卸元を相手取り広東腐乳ブランドの名称使用禁止を提訴した。

昨日、同裁判所は東古会社に対し商標侵害として広合腐乳ブランドの使用禁止と広合会社に営業損益を与えたとして30万元(約420万円)の賠償支払いを命じた。

被告の東古会社は裁判で、広合ブランドは知名度がない商品であり、ラベルを広合に似せても被害はないと思い、1991年来、広合ブランドに似たラベルで広東腐乳として販売していた。2社の商品は区別がつくので広合ブランドの主張する400万元(約5600万円)の損害賠償は不当と弁明した。

裁判所の判断は「広合ブランドは知名度があり、ラベルは広合会社に所有権がある。東古会社はそれを知っていて消費者を混乱させ、広合会社に営業損失を与えた」と断じた。


ニュース解説

記事を読んでいても混乱しそうになります。記事ではラベルがどれほど酷似していたか写真などありませんからなんとも言えませんが、おそらく相当似ていたのでしょう。

腐乳とは簡単に言えば豆腐を発酵させた調味料のようなもので、朝食のお粥の味付けなどに使います。独特の臭さと塩辛さで中国人の家には必ずあるものです。日本でいう梅干のような存在です。資料によりますと中国人は一家で月1瓶を消費するそうです。日本でも中華食材取扱店で販売されています。一瓶500円くらいです。中国では色々な味をつけた腐乳があります。値段は一瓶20元(約280円)もしないでしょう。

このような類似ラベル問題は商標権、意匠登録などの知的所有権の整備が十分であれば問題化が避けられるのでしょうが。(そんなのあったって構わないからやっちゃうのが中国人か?)


     

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